2.問題解決のためには

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 発達障がいに関するメディアの報じ方は「発達障がいは当人の問題ではないので周囲が理解して対応すべき」という方向に流れてきています。

 しかし、当事者の方々にヒアリングしてみると、これはとても難しいことだということがわかります。ごく一部の人しかこういった情報を積極的に取り入れることはありませんし、テレビの特集を一度見たからといってわかるものでもないので、当事者を取り巻くほとんどの人々は何ら理解しないのです。残念ながら、将来的にもこういった状況は続くでしょう。

 ですので結局のところ生きづらさを緩和するためには当事者自身が対応できるようになるしかありません。

 

 実は先述のコミュニケーションの問題ですが、うまく解決したり緩和して定型の人に溶け込んでいる発達障がい当事者の方も一定数います。

 自分と相手の「嫌なこと」が違うので、「一般的にこういうことをすると嫌がられる」という情報を知識として勉強してきたからです。ただしそこまで理解できるようになるためには幾度も嫌がられる経験をしてきているので、うつ状態を経験していたり自信喪失している方がとても多く、これで万事OKというわけにはいきません。

 

 さらに、「何をされると嫌か」という勉強を積んできた当事者の方にもまだわからない情報があります。

 「何をしないと嫌か」という大事な情報です。

 

 当事者の方の集まりを覗いてみると、それぞれが気を遣いあって「何かできることはないか、手伝えることはないか」と積極的に動き回っているのを目にします。例えば飲食店であれば本来はお客様として座っていてもらうほうがお店としては都合がいいのですが、「何もしないのはいけないのではないか」と不安になってしまうのです。

 

 大変解決が難しいのですが、ここでいよいよ音楽の出番です♪

 

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