後悔した練習

実は僕は相当の不器用で、教わったことはなかなかできなかったし誤解もよくしてました。

ただ、今ではこれこそが自慢になっています。

一通りの失敗や誤解をしたおかげで、生徒さんが何か上手くできないことがあるときになぜできないのか大抵わかるし、少なくとも「うまく伝えられてないから伝わる方法を考えよう」と思うことができます。

そんな数ある失敗の中でちょっと後悔してることがあるのでご紹介。

難しい曲に挑戦中、難所にぶつかり上手く弾けない時。

乗り越えるために何度も練習しました、それも慎重にメトロノーム使ってゆっくり確実に。

実はこれが今一番後悔してる、「やらなきゃよかった」って思ってることです。

以前はギターの練習ってゲームで言うところのレベル上げ的なものだと思ってました。

練習で経験値をためて一定まで貯まるとレベルアップしてちょっとずつ能力が上がる、みたいな。

実際はちょっと違って、何か新しいことができる時というのは

解決する方法を知る、または思いついた時。

そしてわかったことが確実にこなせるようになった時です。

繰り返し練習はこういったことを知るのに必要なのですが、あまりにレベルが足りない場合、できないことが複数絡み合っているので解決の糸口を見つけられないばかりか、仮に見つけてもそれで解決すると確信できません。

ゆっくり確実に練習しても難しいです。
例えばこれを読んでいる方の9割くらいはおそらく、2秒に一音の速さでメトロノームを使ってドレミを弾いてみると正確に弾けていないはずです。
左手だけでも手の使い方、重さのかけ方、手の体重移動、肘の使い方などが複雑に絡むからです。

ではどうすればいいかというと、たった一つごく単純な課題にフォーカスして、それに専念して研究できるような単純な基礎練習、または手持ちの曲でもそれだけに注視できるようなものがあればそれをやればOK。

基礎練習が有用と言われる所以です。

先生に「この練習毎日やってね」と言われるのは「この練習使って研究してね or わかったことを自然にできるよう身に着けてね」ってことで「筋トレやってね」ではないのよね。

いくらやっても上手く弾けないフレーズも数多く反復することでちょっとだけ上手に弾けたりはするのでそれでいいのだと思ってしまうのが罠ですね。

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