音楽的に弾くのってつまらないよね

えー、お分かりかと思いますがタイトルは釣りです。

念のため申し上げておくと音楽的に弾くことが音楽をやる上での一番の楽しみです。

その目的のために基礎だの理論だのをやっているわけですから。

ただ、教室に通っている方の中には「音楽的な指導ばかりでつまらない」という方もほんっとーーーーーに多く見受けられます。

「ここはだだだ~って感じで!」「そこはるるる~って感じ!」みたいな指導をされてもわからんっ!て方多いです。

それは何故か、という話です。

 

◆音楽的なことをする準備ができていない

理由のほとんどはこれです。

試しにメトロノームを使ってドレミファソラシドを滑らかに弾けるテンポを計ってみましょう。

 

 

やってみましたか?

思っていたより遅かったんじゃないでしょうか。

 

では次に、禁じられた遊びのメロディだけ弾きましょう。

恐らく先生はメロディを滑らかにつながるように弾くよう指導するかと思います。

しかしそのテンポでポジション移動も多いのに滑らかに弾けますか?

 

◆実際のレッスンでよく見られる光景はこんな感じ

無理です、このテンポで滑らかに弾けません。

そのとき生徒さん視点だと何が起こっているかと言うと、

 

・滑らかに弾くつもり

・実際の演奏はたどたどしい

先生「(できてないけど滑らかに弾こうとするのが大事だから)それでOK!」

・ほー、なんか汚いけど、これが音楽的ってことか。

・なんだか汚くてつまらないな・・・音楽的に弾くのってつまらないな・・・

 

となります。

強弱も同じで、力まず自然に鼻歌交じりでフォルテで弾けない人が曲中でいきなりフォルテと言われても不自然ないびつな強い音にしかなりません。

リズムも狂ってしまうかもしれないし・・・

ああ、フォルテってつまらんな、と思うことでしょう。

 

◆まず必要な技術を用意する

繰り返しますが音楽的に弾くことは音楽をやっている目的でもあり、絶対的に正しいことです。

ただ、できないことをやろうとして、やった気になってしまうのは色々と問題です。

軽々とできることの中で音楽的に弾いてみるととても楽しいはずです。

と同時に、そのための技術も用意していかないとつまらなくなってしまいます。

絵具を混ぜるということを知らないまま、赤青黄の絵具だけで緑のピーマンを描こうと思っても緑では描けずにフラストレーションがたまるだけです(青のピーマンも芸術的だとは思いますがそれはまた別のお話)。

演奏上手な先生ほど「ピーマンは緑で描けばいいだろう?」と言ってしまうのかも・・・

 

◆音楽的に弾くってつまらない!

って思われてしまうのってもったいないな、と思いこんな記事を書いてみました。

先生の思いと生徒の思いがすれ違う場面の一つですね。

フレージング、アーティキュレーション、曲の解釈、休符の意味、アクセント記号がある音ない音の違い、rit.とrall.の違いなど、大事だとは言うけれどもつまらないなーと感じる方は是非こんな背景もご理解いただき、本当は楽しいのかも?と感じていただけたらと思います。

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