メトロノームに合わない!そんな時。

リズムのおはなし。

不思議と何人もの生徒さんが同時期に同じ課題に当たることがよくあって、ここのところメトロノームのクリックに合わせて弾けない子がたくさんいたのでよくある間違いと解決法を。

まず見過ごされがちな大前提。

どんな楽器も歌も音を出そうと思った時には音はでません。

音が出せるのは、例えばギターなら弦が十分たわめられていてピックが弦から滑り落ちる直前、ドラムなら振り下ろされたスティックが当たる直前、鍵盤なら指が鍵盤に触れしかも重さをかけても潰れないよう指が締まっていて更に重さをかけ始めている時。この時なら「さあ音を出そう」と思えば出ます。

つまり、メトロノームのクリックのタイミングを狙ったのでは弾けない。

毎回準備動作の時間を逆算して弾き始めることは可能かもしれないけどテンポやリズムが変化したり少しでも難しくなれば合わなくなります。ていうかやっぱり無理!

つまり、計るべきはタイミングでなく、周期。

小学校の音楽で簡単な指揮法を習ったと思います、三拍子なら手で三角形を描くアレ。

あれは一見三角にも見えますが必ず曲線で動かすよう教わったはずです。

つまり、直線を三回引くのではなく円を描く動作。どこにも止まるところはありません、動き続けます。

試しにメトロノームをテンポ40くらいでかけ、クリック一つごとに体を右に左にと揺らしてみましょう。振り子のように。

次に、身体が揺れるのに合わせて手を打ってみましょう。力まず。

この時、手が振り子のように動き続け、空中にピタっと止まる瞬間がなければ成功です。楽器を使っても完璧なタイミングで弾くことができるかと思います。

メトロノーム通りに弾けない子にクリックに合わせ手を叩かせるとスイッチのオンオフのように手が止まってしまい、動き続けません。

語弊を恐れず超要約するとメトロノームで見るべきはクリックのタイミングでなく針の動きなのですよ。だから電子メトロノームでもわざわざ針の表示があったりします。

逆に言うと周期が合っていればクリックと合わなくても問題ありません。もちろん合わせられないのは問題ですが、周期が取れていれば合わせるも外すも自在のはずです。よくクラシックは自由にテンポを変えると言われますがそれは間違いで、実はクリックからずれているだけでテンポ(=周期)はほぼ一定なんですよー。

技術はあってもメトロノームに合わせられない、特に遅く弾けない方はたくさんいます。独学でそういう壁に当たったらこの記事のようなことを試してみてはどうでしょうか。

あ、ちなみにメトロノームに合わせてたくさん練習すれば取れるようになる!は間違いだと思う!

いくらやってもできない人はいるし、何年もやっててダメだった人でもこういうことに気付けば一日でできたりします。

音楽に於いて根性論は悪です!!(根性は必要なれど他のものが必須ということね)

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