運指による手の形の違い

上の写真はDメジャーコードの3弦A音を省略した形です。(楽器を立てていてちょっと形が変わってしまいましたが)

二弦3Fを中指で押さえる場合と薬指の場合です。

おわかりいただけただろうか(言ってみたかった)

実はこの二枚、手の形、角度が違うんです。つまり、押さえる場所が同じでも運指によっては手の形が全然変わってくるんです。

これはつまり、中指で押さえようと思っていたけどやっぱり薬指にしようと思っても押さえられないということです。

いやいや、俺は突然指を変えても押さえられてるぜ、という方もいるでしょうが、その場合は筋肉を使っているはず。それだと弦にかかる重さも足りず、本来出るべきクオリティの音が出ていません。(逆に言うとこれを改善すると音が良くなります)

弾く間際で指を決めてもまともに鳴らないということは、楽譜やTAB譜を見てフレットがわかった時には予め運指もわかっていないと弾けないということです。現在の手の形そのままで押さえられないかなとまずは考えてみるのがいいでしょう。

ギター演奏で一番時間がかかる嫌な動作は押弦・離弦・弾弦・ポジション移動ではなく形の変化ですので、運指を決めるにあたっては手の形を変えずに押さえられる指を採用していきます。TAB譜など、運指が載っていないものの場合は押さえる場所を見たら手の形が浮かぶようになるとスムーズになります。

指の曲げ伸ばしが間に合わない、プロはよくこんなの間に合うな~と思うこともあるでしょうが、実はプロはそんなに曲げ伸ばししていなかったりします。逆に言うと大きく曲げ伸ばししたらプロでも間に合いません(笑)

演奏が間に合わない、しょぼい音が出るという方は是非お試しを~。

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